口臭予防にデンタルリンスは不十分?

皆さんは口臭予防対策をしていますか?簡単にできる口臭予防の一つとして、デンタルリンスを使っている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テレビのコマーシャルなどでも、口臭予防を目的としたデンタルリンスが宣伝されていますが、実際、デンタルリンスにはどれほどの効果があるのでしょうか。

 

口臭の原因

そもそも、口臭の原因としてはいろいろありますが、そのうちの9割は、口の中からきていることが分かっています。

そしてその原因となるものとしては、歯周病、舌の上につく舌苔などが挙げられます。大きな虫歯や合わない詰め物や被せ物がある場合にはそれが原因のこともあります。

つまり、それらのものが悪臭を放つ理由として、細菌が大量に繁殖していることが挙げられ、実際にその悪臭の元である細菌を減らさなければ口臭の原因を絶つことはできません。

デンタルリンスの効果

デンタルリンスはミント風味などの香料でお口をスッキリさせるものもあれば、殺菌成分などを謳っているものもあります。確かに、デンタルリンスでぶくぶくうがいをした後は、匂いをマスキングしてくれるので、一時的な効果があるか、多少口臭が軽減することもあります。

ですが、根本的にお口の中の細菌が多すぎる場合には、それだけ悪臭の度合いも強いので、匂いが隠しきれないか、効果があってもすぐになくなってしまうと考えた方が良いでしょう。

結局のところ、口臭の元をなんとかしなければ、口臭というのはどうしても出てきてしまいます。

口臭への対策

◆面倒でも歯磨きをする

細菌というのは、増殖してバイオフィルムというものを形成します。これは風呂の内部のぬめりや三角コーナーのぬめりなどを想像していただければと思いますが、ヌルヌルした、擦らなければ落とせないものです。

お口の中の細菌もこのように、歯の表面にびっしりとへばりついているので、どんなに殺菌成分の入ったデンタルリンスを使っても取り除けるものではありません。

結局のところ、歯ブラシで機械的に擦り落とさなければ細菌を落とすことはできませんので、朝時間がなくてもデンタルリンスだけで済ますということはせず、歯磨きをすることをおすすめします。

◆舌苔が厚く付いている場合には軽く落とす

舌苔も口臭の原因になり得ますが、ついているからと言って全てのケースで匂いを放つわけではありません。舌苔が口臭の原因になるのは、表面にびっしりと厚く付いている場合です。少量の舌苔が付いているのは健康的な状態であり、落としすぎると逆に口臭が強くなることがありますので、厚く付いている場合のみ、舌ブラシや柔らかい歯ブラシなどでそっと落とす程度に留めましょう。

◆歯石がついていたら歯科で取ってもらう

歯石が溜まってしまっていると、表面についた汚れを落としづらくなり、歯磨きをしても匂いが落とせなくなってしまいます。歯石は歯ブラシでは取り除けませんので、歯周病予防の観点からも、溜まってきたら早めに歯科で落としてもらうことをおすすめします。

◆定期的に歯科に通ってケアをする

歯や歯周病がある、合わない詰め物や被せ物がある、というような場合、口臭がひどくなりやすくなります。ただし、そのような問題が起こっていても自覚症状がなく、気づかないこともありますので、定期的に歯科を受診し、必要なケアを受けることが大切です。