リスクと副作用について

ホワイトニング

・ホワイトニング剤が歯のエナメル質に浸透することで一時的にしみる感覚を感じる場合があります。
・ホワイトニング剤が歯ぐきや口内組織に触れることで一時的に刺激や炎症が生じることがあります。
・歯の色素が均一に除去されない場合がありホワイトニング効果が不均一に現れることがあります。
・過度なホワイトニング処理や頻繁な施術を行った場合は歯のエナメル質が薄くなる可能性があります。
・無カタラーゼ症の方は過酸化水素を体内で分解できず重篤な口腔内疾患を引き起こす恐れがあるため施術できません。

審美治療

・セラミックは硬い材料ですが強い衝撃や咬合力の集中によって割れる可能性があります。
・セラミックの詰め物や被せ物は歯に合わせてカスタムメイドされますが完全な適合性を得ることは難しい場合があります。
・セラミックの詰め物や被せ物を装着するには周囲の歯を適切に削る必要があります。

歯列矯正

・矯正装置の装着時や調整時に一時的に不快感や痛みの感覚が生じることがあります。
・矯正装置の存在により歯の表面や歯ぐきが刺激されやすくなり口内炎や歯ぐきの腫れなど口内環境の変化が起こることがあります
・矯正治療中は硬い食べ物や粘り気のある食べ物の摂取が制限される場合があります。
・矯正治療が不適切に行われると歯根吸収や歯肉に損傷が生じる可能性があります。
・矯正装置の存在や食事制限により歯の表面に色素沈着や脱灰が生じることがあります。
・矯正装置が外れたりワイヤーが破損したりすることがあります。

入れ歯

・入れ歯が合わない場合には口内での違和感や不快感が生じることがあります。
・入れ歯の安定性や咬合力の低下により硬い食べ物や粘着性のある食品の摂取が制限される場合があります。
・入れ歯の長時間の装着により歯ぐきや口内組織の圧迫や刺激が生じ口内の不快感や潰瘍のリスクが増加することがあります。
・入れ歯の清潔さや適切な口内ケアが不十分な場合歯周病や口内炎の発生リスクが高まることがあります。
・入れ歯が自然な咬合や唾液の分泌を妨げることがあり唾液の減少や口乾燥の問題が生じることがあります。

インプラント治療

インプラント治療は厚生労働省の調査で、9割を超えるインプラントが10〜15年たっても問題なく機能していると報告されているように、ほとんどのケースで良好な経過をたどっています。
でも、手術を必要なインプラントでは、リスクやトラブルもつきものです。インプラント治療で起こりうる症状やトラブルにはどのようなものがあるか、またトラブルを最小限に抑える、もしくは避けるための対処法について見ていきましょう。 

術中

1.不安・緊張・痛みが原因で起こる体調不良

インプラント手術の際に不安や緊張が強すぎたり、痛みを感じたりすると、気分が悪くなってしまったり、血圧の上昇や低下、動悸、呼吸困難などの症状を起こす場合があります。 

対処法

不安や緊張は大抵、痛みに対する恐怖感から来ています。新宿西口歯科医院では麻酔の段階から痛みをなるべく感じさせないよう対処していますので、安心して治療を受けていただけます。 

2.神経の損傷

手術中に顎の骨の中にある神経を傷つけてしまうことを回避しないといけません。神経を損傷すると、回復が困難で治療も長期にわたることがあります。これは神経の走行を把握せずにインプラント手術を行うことが原因です。

対処法

新宿西口歯科医院では、インプラントを行う際には歯科用CTスキャンを行うことにより、神経の走行をしっかり把握した上で、安全な施術を行っています。

3.異常出血

特に下顎の大きな血管を誤って傷つけてしまうことも、絶対に起きてはいけないトラブルです。

対処法

事前にCT撮影を行うことで回避できます。

4.上顎洞炎

上の奥歯にインプラントを行う際に、上顎洞が近接している場合、上顎洞粘膜への穿孔などにより、上顎洞が炎症を起こすことがあります。

対処法

CT撮影で事前に上顎洞の位置を確認することで極力回避できます。炎症が起こった場合には、抗菌剤の服用、耳鼻科と連携して上顎洞の治療を行うこともあります。

5.上顎洞内に異物

上の奥歯にインプラントを行う際に、上顎洞に器具やインプラント体が迷入した症例があるようです。

対処法

こちらもCT撮影を事前に行うことで極力回避できます。上顎洞に落ちてしまったものはインプラントの穴を開けたところから除去するか、無理なら上顎洞の横から穴を開けて取り出します。

術後

1.痛み・腫れ

痛みは処方された痛み止めで抑えられる場合がほとんどで、日が経つにつれてやわらいでいきます。歯ぐきを切開する手術後に数日腫れが出るのも、生体の正常な反応ですので、特に心配はいりません。お口の中を清潔に保ち、処方された抗菌剤を決められたように飲むようにしましょう。もし、痛みや腫れの程度がひどくて心配な場合には一度担当医に連絡してみましょう。

対処法

こちらもCT撮影を事前に行うことで極力回避できます。上顎洞に落ちてしまったものはインプラントの穴を開けたところから除去するか、無理なら上顎洞の横から穴を開けて取り出します。

2.出血・あざ

インプラント手術後の出血は、手術後にある程度にじむことはありますが、自然に止まりますので通常は心配いりません。上の奥歯にインプラントを行なった場合、鼻血が出ることがあります。また、手術後に皮膚に内出血によるあざが現れることがあります。

対処法

血の流れを良くしすぎるような行為(湯船に浸かる、飲酒、激しい運動などは再出血を招きますので控えるようにしてください。鼻血が出る場合には早めに担当医に連絡しましょう。内出血のあざは放っておいても自然に消えていきます。

術後(日数経過後)

1.インプラント周囲の歯ぐきが赤く腫れる・膿が出る

インプラント周囲の歯ぐきが炎症を起こし、赤く腫れてしまうことがありますが、これはインプラント周囲粘膜炎といって、天然歯で言う歯肉炎を起こしている状態です。その後放置するとインプラント周囲炎へと進行し、インプラント周囲の骨が吸収し、膿が出てくるようになります。

対処法

歯ぐきだけの炎症であれば、ブラッシングでインプラント周囲をしっかり磨けば落ち着いてきます。インプラント周囲炎を防ぐためには、毎日のケアを怠らないこと、定期的な歯科医院でのメインテナンスを欠かさないことが大切です。そして、インプラント周りの歯ぐきの炎症が改善しない場合には早期に歯科医院を受診することも大事です。

2.インプラントの破折

歯ぎしり・食いしばりなどの過剰な力によってインプラントが破折してしまうことがあります。

対処法

歯ぎしり・食いしばりがかなりひどい場合にはインプラントが向かない場合もあります。歯ぎしり対策として、夜間にマウスピースを装着してインプラントを守る方法もあります。

3.人工歯が欠ける・外れる

人工歯部分は、欠けてくる可能性があります。特に完成直後は最もその可能性が高いです。もちろん、すぐ補修作業を始めますのでご安心ください。また、長期間噛んでいるうちに欠けてしまったり、緩んで外れてしまうことがありますが同様に修復可能です。

対処法

状態により、人工歯の修理や、付け直し、作り直しで対処します。過剰に力がかかっている場合には、それが続くとインプラント自体の破折や骨の吸収にもつながるため、力のコントロール(マウスピースによる保護など)が必要になります。