他院で断られた場合 ~ 骨が足りない場合のインプラント治療(難症例)

院長より
「骨が薄い・足りない」と言われても、まだ選択肢はあります。インプラント治療は、十分な顎の骨(骨量・骨幅)があってはじめて成立します。
そのため、過去に「骨が少ないからインプラントはできない」「総入れ歯しか選択肢がない」と言われた方が多く来院されます。
しかし現在は、骨再生・骨造成技術(GBR、サイナスリフト、ボーングラフト)やデジタル診断の進歩により、多くのケースで治療が可能になっています。
当院では、CT解析・シミュレーション・ナビゲーションシステムを駆使し、難症例にも正確かつ安全に対応しています。
諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。

なぜ骨が足りなくなるのか?

  • 長期間の欠損放置による骨吸収
  • 重度歯周病による骨破壊
  • 抜歯後の骨吸収
  • 外傷・事故などの既往
  • 先天的な骨の形態
  • 入れ歯の長期使用による骨の萎縮

特に抜歯後は半年以内に急速に骨が痩せることが分かっており、早期の治療計画が重要です。

当院で行う精密診断

  • 歯科用CT(三次元画像による骨量分析)
  • 骨幅・高さ・密度の測定
  • 神経・血管・上顎洞位置の解析
  • 咬合・清掃性・将来の負荷を評価
  • 3Dシミュレーション(最終補綴設計)

骨が少ない場合の治療オプション

① GBR(骨再生誘導法)

吸収した骨を人工骨や自家骨で補い、メンブレン(保護膜)で覆い、骨の再生を促す治療です。
比較的軽度の骨欠損に適しています。

② サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

上顎奥歯の骨が薄い場合に、上顎洞底を持ち上げて骨を再建する方法です。
大量の骨不足にも対応できます。

③ ソケットリフト

サイナスリフトより侵襲の少ない方法で、少量の骨不足に適応します。

④ 自家骨移植(ブロック骨移植)

患者様自身の骨を移植し、骨量を確保する高度専門治療です。

⑤ 抜歯即時インプラント

骨がまだ残っている段階で抜歯と同時に埋入し、骨吸収を予防する方法です。

⑥ ショートインプラント

骨の高さが足りない場合、短いタイプのインプラントを使用する選択肢もあります。

当院が難症例に対応できる理由

① CT+3Dシミュレーションによる事前設計

骨造成や埋入角度を、手術前に視覚化・数値化します。

② X-Guide(動的ナビゲーション手術)の導入

埋入位置・角度・深度をリアルタイムに制御し、ミリ単位で安全性を確保します。

③ 骨再生治療の経験・専門知識

GBR・サイナスリフト・骨移植の症例経験が豊富な歯科医師が担当します。

④ 静脈内鎮静法による快適な手術環境

不安が強い方・長時間手術にも配慮しています。

⑤ 長期安定を見据えた補綴設計

埋めることが目的ではなく、「噛む・清掃しやすい・壊れにくい」状態をゴールにしています。

他院で断られた方へ

以下のような相談が増えています。

  • 骨が薄いので入れ歯しか無理と言われた
  • サイナスリフトが必要だが不安
  • 糖尿病・高血圧があるが治療できるか知りたい
  • 年齢的に難しいと言われた
  • 過去のインプラントが失敗した

まずは精密検査を行い、安全性を確認した上で可能な治療をご提案します。

デメリット・リスク

  • 骨造成が必要な場合、治療期間が延びる
  • 腫れ・痛みが出ることがある
  • 追加費用がかかる場合がある
  • 喫煙・糖尿病は治癒に影響する
  • 全身疾患により適応外となることがある

よくある質問(Q&A)

Q. 骨が少ないと本当にインプラントは無理ですか?

適切な骨再生治療により、多くの方が可能になります。

Q. 年齢制限はありますか?

骨の状態・全身疾患の有無を精査し総合判断します。

Q. 治療期間はどれくらいですか?

骨造成を行う場合、6〜10か月ほどかかる場合があります。

Q. 手術が怖いのですが…

静脈内鎮静法により眠っている間に受けられます。

新宿で難症例インプラントをご検討の方へ

「骨が足りない=インプラント不可能」ではありません。
大切なのは、精密診断と適切な治療計画、そして経験ある歯科医師による対応です。
他院で断られた方、治療に不安をお持ちの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
患者様一人ひとりに最適な、安全で確実なインプラント治療をご提案します。

◎セカンドオピニオンも受付中です。