ここを押さえれば虫歯や歯周病になりにくくなる!歯磨きのポイント

皆さんは普段の歯磨きはどのように行っていますか?毎日習慣になっていることですし、あまり意識をせずに適当にゴシゴシやっている、という人も多いのではないでしょうか。ですが、歯磨きの仕方によって、虫歯や歯周病のかかりやすさも違ってきます。

今回は虫歯や歯周病になりにくくなる歯磨きのポイントについてご紹介します。

 

汚れの溜まりやすい場所を知ることが大事

意識しないでただ歯磨きを横にゴシゴシ動かしていると、実はあまり大事なポイントに当たっていない、ということが多いものです。歯科医師や歯科衛生士は、歯磨きのポイントを抑えて、そこを重点的に磨いているため、あまり歯のトラブルというのは起こしません。

確かに、歯磨きだけではどうしても取りきれない汚れというのも出てくるものではありますが、お口のケアの基本となる毎日の歯磨きをどう行うかによって、明らかにお口の健康状態というのは変わってきます。

歯磨きの時に絶対磨くべき3つのポイント

歯の汚れが溜まりやすいところには虫歯や歯周病ができやすくなりますが、大体そのような場所は決まっています。このような汚れが溜まりやすい場所を「歯の三大不潔域」と呼んでいます。

歯磨きをする際には、この三大不潔域を意識して歯磨きをするようにしてみましょう。

◆奥歯の噛む面

奥歯の溝は窪んでいるので、汚れが溜まりやすいですが、特に一番奥の奥歯などは意識して磨かないと、磨き残しが出やすく、虫歯の原因となります。歯ブラシが一番奥の歯の噛む面もしっかりと磨けているか、常に意識をするようにしましょう。

◆歯と歯の間

歯と歯の間というのは、歯ブラシの毛先も入っていかないため、高頻度で磨き残しが出てしまい、虫歯や歯周病の原因となります。この部分は、デンタルフロス、もしくは下の方の隙間が広い場合には歯間ブラシを使って汚れを落とすようにしましょう。

◆歯と歯茎の境目

何気に磨いている場合、この部分には歯ブラシが当たっていないことが多いもので、虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。歯の側面を磨く際には、歯茎にもマッサージをするようなつもりで、歯と歯茎の境目をしっかりと狙って毛先を当てて磨くようにしましょう。
 
 
以上の三つのポイントをしっかりと抑えて重点的に磨くことで、虫歯や歯周病にかかるリスクを大幅に下げることができます。できれば、歯の磨き方に関しては、歯科医院でブラッシング指導を受けた方がよりわかりやすいため、一度も受けたことのない方は、ぜひ受けてみられることをおすすめします。

また、どうしてもセルフケアには限界があるため、定期的に歯科でのクリーニングを受けることも大切です。