子供の口臭が気になる・・・何が原因?
子供の口というのは、通常、大人に比べて匂いが出にくいですが、子供の口臭が強く出る場合、ずっと匂いが続く場合、それは何らかの病的なサインであることが多いです。
今回は子供の口臭の原因と対策についてご紹介します。
子供の口臭の原因と対策
子供の口臭が起こる主な原因は次のようなものです。
◆不十分な歯磨き
幼児までは親御さんが仕上げ磨きをしてあげるご家庭が多いと思いますが、小学校に入ったら歯磨きは子供任せ、というところも多いのではないでしょうか。ですが、小学校に入るくらいになると、永久歯が生え始め、数年間は乳歯と永久歯がまぜまぜの状態が続きます。これを混合歯列期と言いますが、この時期には歯の高さが不揃いだったり、お子さんの歯磨きテクニックも不十分だったりすることから、磨き残しが多く出てしまいがちで、それに伴い匂いも発生しやすくなります。
<対策>
汚れの蓄積による虫歯を予防するためにも、できれば親御さんによる仕上げ磨きは、小学校高学年に上がるくらいまでにはしていただくことをおすすめします。また、お子さんが正しい磨き方を身につけるためにも、歯科医院でブラッシングを受けることも大事です。
◆虫歯
乳歯や生えてからまもない時期の永久歯は虫歯ができやすく、しかも一気に進行しやすい傾向があります。大きな穴が空いてしまうと、その部分に食べカスが詰まり、細菌が繁殖して口臭となることがあります。
<対策>
子供の虫歯は色がついていないことも多いため、かなり大きくなっていても、ぱっと見では虫歯とわからないことも多くあります。そのため、こまめに定期検診を受けて虫歯よぼう、早期発見、早期治療をすることが大事です。
◆口呼吸
最近増えていると言われているのが口呼吸です。鼻ではなく、口で呼吸していると、お口の中が乾いてしまって細菌が洗い流されずに口臭を引き起こすことがあります。
<対策>
お子さんが普段、口をポカンと開けていることが多い場合、口呼吸をしている可能性があります。口呼吸は、口臭だけでなく、歯並びや顔の形にも悪影響を及ぼす原因となりますので、早めにご相談ください。
◆扁桃腺の炎症
扁桃腺の炎症がある場合、膿が溜まったりすることで、その部分から匂いを発することがあります。
<対策>
炎症が落ち着けば、口臭も落ち着きます。
以上のように、子供の口臭の原因はさまざまです。なかなか口臭が落ち着かないという場合には、一度ご相談ください。