詰め物が取れた場合の対処法と絶対にしてはいけないこと
歯の詰め物や被せ物が取れると、とても困ってしまいますよね。取れた詰め物や被せ物はできれば付け直しをしたいですが、付け直しができる場合、できない場合があります。
そして、なかには、本来付け直しができるケースだったのに、外れた後の対処法が適切でなく、付け直しができなくなってしまうケースというのもあります。
そこで今回は、詰め物が取れた場合にどのような対処をしたらいいか、また絶対にしてはいけないことについてご紹介します。
歯の詰め物が取れた場合の対処法
歯の詰め物が取れたら、次のように対処しましょう。
◆取れた詰め物をまずはきちんと保管する
取れた詰め物や被せ物は、特に小さいものは失くしてしまいやすいので、すぐにタッパーなどの容器に入れておきましょう。ティッシュに包んでしまう人がいますが、ゴミと間違えて捨ててしまいやすいため、おすすめしません。
◆早めに歯科で診てもらう
詰め物や被せ物が外れたら、できるだけ日をおかずに、早めに歯科で診てもらいましょう。外れてから日にちが経ってしまうと、歯が動いてしまい、詰め物や被せ物をくっつけ直しできなくなる可能性があります。また、あまりにも長く放置すると、虫歯になってしまうリスクもあります。
歯の詰め物が外れた時に絶対にしてはいけないこと・注意点
◆ティッシュに包まない、剥き出しで持っていかない
先ほども触れましたが、ティッシュに包んでしまうと、誤って捨ててしまうことがあります。また、剥き出しでポケットに入れて持って行ったりすると、外力で変形してしまい、付け直しができなくなる可能性もあるので、必ず、なんらかの箱状の容器に入れていくようにしてください。
◆歯にはめておかない
歯にはめ込んでおくと、食事の際に外れて飲み込んでしまったりする恐れがあります。
◆接着剤でくっつけない
接着剤でくっつけてしまうと、歯科医院に来院した際、外すことが困難になり、削り取るしかなくなってしまいます。
せっかくくっつけ直しができるケースだったとしても、きれいに清掃されていない状態でくっつけてしまった状態というのはさまざまなリスクがあるため、削り取り、また作り直しをしなければなくなってしまいます。
以上、詰め物や被せ物が外れた際の対処法、してはならないことをご紹介しました。外れてしまった詰め物や被せ物は、その後の対処によって付け直しが可能か、そうでないかが決まってくることも多くあります。
ですが、歯のために一番大事なのは、日にちをできるだけおかず、なるべく早めに歯医者を受診することですので、外れてしまったらすぐにかかりつけの歯科に相談するようにしましょう。